外貨建てサブスクを為替込みで管理する

公開 2026-03-13 8分管理術

ドル建てのAIツールや海外SaaSを円換算で正しく管理するコツ。

外貨建てサブスクで困ること

  • クレカ明細に載る金額が毎月変わるため、月額を固定値で管理表に記入できない。ChatGPT Plusの月額20ドルは、1ドル150円なら3,000円だが155円なら3,100円になる。
  • ChatGPT Plus、GitHub Copilot、Figma、Notionのチームプランなど、開発者やクリエイターはドル建て契約のサブスクが多い。複数のドル建てサービスを契約していると、為替変動の影響が合計で月数百円から千円単位に膨らむ。
  • 為替手数料はカード会社によって異なり、VISAは約1.63%、Mastercardは約1.63%、JCBは約1.6%が一般的。同じ20ドルの課金でも、手数料込みの実質支払額はカードによって微妙に変わる。

管理表での記録方法

  • 管理表にはドル建て原価の列と、円換算後の列の2つを持つ。ドル建て原価は固定なので変わらず、円換算列だけを毎月更新すればいい。
  • 円換算はドル額に当月の為替レートを掛け、さらにカード会社の為替手数料の約1.6〜2%を上乗せして概算する。20ドルで為替150円なら、手数料込みで約3,048〜3,060円になる。
  • 毎月の変動が気になるなら、3か月間の移動平均で記録する方法もある。月ごとの振れ幅が均されて、家計簿上の数字が安定する。

為替変動への対応

  • 円安が急激に進んでいるタイミングでは、年払いに切り替えると決済時のレートで1年分をまとめて支払えるサービスがある。その後さらに円安が進んだ場合、月払いで毎月高いレートで引かれるより得になる可能性がある。
  • PayPal経由の決済はPayPal独自の為替レートが適用されるため、カード直接決済よりも割高になることが多い。PayPalの通貨換算手数料は約3〜4%で、カード会社の手数料より高い。決済前にPayPalの通貨設定をカード会社の換算に切り替えておくと節約できる。
  • 毎月の変動幅が大きいと感じたら、そのサービス自体の必要性から見直す。為替の上振れリスクも含めて年間支出がいくらになりうるかを試算し、それでも払う価値があるかを判断する。