管理術2025年12月4日7分で読めます

サブスク管理の始め方|
支払い日を忘れない3つのコツ

Netflix、Spotify、ChatGPT Plus...気づけば契約しているサブスクが10個以上。
「いつの間にか引き落とされていた」を防ぐ、効率的な管理方法を解説します。

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「あれ、今月もう引き落とされてる...」
「このサービス、いつから契約してたっけ?」

サブスクリプションサービスが当たり前になった今、 多くの人が自分が何にいくら払っているのか把握できていないという問題を抱えています。

この記事では、サブスク管理を始めるための具体的な手順と、 支払い日を忘れないためのコツをお伝えします。

1なぜサブスク管理が必要なのか

サブスクリプションサービスには、従来の買い切り型にはない特徴があります。 それが「自動更新」です。

サブスクの落とし穴

  • ・一度契約すると、解約しない限り永遠に課金され続ける
  • ・無料トライアル終了後、自動で有料プランに移行する
  • ・年払いの場合、更新日を忘れると1年分請求される
  • ・複数のカードで支払っていると全体像が見えにくい

ある調査によると、日本人の平均サブスク契約数は約2.3個、 月額支出は約2,000円〜5,000円と言われています。

しかし、IT系やクリエイティブ職の方は10個以上契約しているケースも珍しくありません。 管理せずに放置すると、年間で数万円の無駄な出費につながることも。

2管理すべき5つの項目

サブスクを管理する際、最低限記録しておくべき項目があります。 これらを押さえておけば、見直しや解約の判断がスムーズになります。

1

サービス名

Netflix、Spotify、Adobe CCなど。正式名称で記録しておくと検索しやすい。

2

料金(月額/年額)

税込み価格で統一。年払いの場合は月あたりの金額も計算しておく。

3

支払いサイクル

月払い・年払い・その他。更新タイミングを把握するために必須。

4

次回更新日(支払日)

解約を検討する際の判断材料。リマインダー設定の基準にも。

5

カテゴリ

動画配信、音楽、仕事ツール、ストレージなど。支出の偏りを把握できる。

追加で記録すると便利な項目

  • ・支払い方法(どのカードで払っているか)
  • ・契約開始日(いつから使っているか)
  • ・メモ(解約方法のURLなど)
  • ・使用頻度(毎日/週1/月1など)

33つの管理方法を比較

サブスクの管理方法は大きく3つあります。 それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

方法1:手書き・ノート

メリット

  • ・すぐに始められる
  • ・アプリ不要、コストゼロ
  • ・書くことで記憶に残りやすい

デメリット

  • ・更新が面倒
  • ・合計金額の計算が手間
  • ・通知機能がない

こんな人におすすめ:契約数が少ない人(5個以下)、デジタルが苦手な人

方法2:Excel・スプレッドシート

メリット

  • ・自動計算ができる
  • ・カスタマイズ自由
  • ・PCとスマホで同期可能

デメリット

  • ・初期設定に時間がかかる
  • ・入力が面倒で続かないことも
  • ・通知設定は別途必要

こんな人におすすめ:細かく分析したい人、Excel操作に慣れている人

方法3:専用アプリ・サービス

メリット

  • ・入力が簡単
  • ・自動で合計金額を計算
  • ・更新日の通知機能あり
  • ・グラフで支出を可視化

デメリット

  • ・有料のものが多い
  • ・サービス終了リスク
  • ・機能が多すぎることも

こんな人におすすめ:契約数が多い人、手軽に管理したい人、通知がほしい人

管理方法の選び方

契約数5個以下 → 手書きでも十分
契約数6〜10個 → スプレッドシートがバランス良い
契約数10個以上 → 専用アプリで効率化

4支払い日を忘れない3つのコツ

管理を始めても、更新日を忘れてしまっては意味がありません。 以下の3つのコツを実践すれば、「気づいたら課金されていた」を防げます。

コツ1:更新日の3日前にリマインダーを設定

更新日当日では遅い場合があります。 特に年払いのサービスは、更新日の3〜7日前にリマインダーを設定しましょう。

設定例

  • ・Googleカレンダー:繰り返し予定として登録
  • ・iPhoneリマインダー:日時指定で通知
  • ・Slack/LINE:自分宛にスケジュール送信

コツ2:支払い日を月初に統一する

サブスクの支払い日がバラバラだと、管理が複雑になります。 可能であれば、毎月1日や15日など、覚えやすい日に統一しましょう。

統一する方法

  • ・多くのサービスは設定画面から支払い日を変更可能
  • ・一度解約して、希望日に再契約する方法も
  • ・クレジットカードの締め日に合わせると家計管理しやすい

コツ3:毎月の「サブスク確認日」を決める

月に1回、決まった日に全サブスクを確認する習慣をつけましょう。給料日の翌日月末がおすすめです。

確認すること

  • ・先月使わなかったサービスはないか
  • ・来月更新のサービスで解約すべきものはないか
  • ・新しく契約したサービスを追記したか

5定期的な見直しの習慣化

サブスク管理は「一度やったら終わり」ではありません。 定期的に見直すことで、本当に必要なサービスだけにお金を使えるようになります。

見直しのタイミング

毎月使用頻度の確認。1回も使わなかったサービスをチェック。
3ヶ月料金プランの見直し。より安いプランや代替サービスがないか検討。
年1回全サブスクの棚卸し。本当に必要かゼロベースで見直し。

見直し時に自問すべきこと

  • このサービスがなくなったら、本当に困る?
  • 無料版や代替サービスで代用できないか?
  • この金額を払う価値のある使い方をしているか?
  • 年払いと月払い、どちらが得か計算したか?

見直しの結果、不要なサービスを解約できれば、その分を貯金や他の有意義なことに使えます。サブスク節約のコツも参考にしてみてください。

まとめ:管理の第一歩は「把握すること」

今日からできるアクション

  1. クレジットカードの明細を見て、契約中のサブスクを全て書き出す
  2. 各サービスの料金・更新日・カテゴリを記録する
  3. 更新日の3日前にリマインダーを設定する
  4. 毎月1回、サブスク確認日を決めて実行する

サブスク管理は、始めてしまえば意外と簡単です。 大切なのは「続けること」。自分に合った方法で、無理なく習慣化していきましょう。

とはいえ、Excelやノートでの管理は、更新が面倒で続かないという声も多く聞きます。

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